防寒、換気対策・その1

日本の間取りは南面に居室が多く、北面には水周りを配置することが多い。今でこそ機械換気、冷暖房機による機械設備が進歩している為ある程度の効果は得られるとは思います。私は考え方が古いのかどうか分かりませんが、やはり、南面の窓は大きくして太陽光を取り入れ(冬場)北面と通ずる間取りにして風を取り入れやすくする(夏場)のが理想だと思います。

それにしても、冬場の洗面室等は北面(北方)に配置されることがあることから、そして北風が多い日があります。窓は閉めるにしても必ずと言っていいほど換気口なるものも設置されていると思います。

換気レジスターなるものが壁面に設置されていて、室内外との空気を入れ替えるような効果を持たせようとする小さな窓のようなものです。冬場になると北風が入り込み寒さが身に沁みます。現在では、この換気レジスターは開閉式のものもあると思いますが、旧タイプでは開閉式ではなく寒い北風が入り込むわけです。

 

この壁面に開いた角窓に合うサイズの物がなかなかありません。ましてやこの時代の物は防虫網もついていない物が多いです。

 

この家の物は幸いにも防虫網のような構造に成っていた為、改めて網の設置はしなくても大丈夫でした。

この窓に入るサイズの物を製作することにしました。もちろん開閉式の物です。

 

写真は、開閉式の物を二個並べて取り付けた後シールを施すために養生テープを貼り付けた状態のものです。

 

これで北風の侵入はなくなり、また暖かくなったら開けて使用すれば幾分かは空気の流れを止める事はないでしょう。

旧タイプの物とのサイズ違いはこの換気窓のみならず多種多様な場面で出くわします。コストダウンの為、今有る物で製作し直して使用した方が、余分な施工をしなくてもいいかな・・そう思います。