耐震補強工事って

東日本の災害から、もう十年以上が経ちました。水の力を呆れるくらい見せつけられた出来事でした。「もう起こってほしくないです。」誰もがそう思っています。最近では十月初め頃に関東方面で、震度5を記録した地震がありました。

耐震補強工事ってどの様に進めるんでしょうか? 

この記事では耐震工事の進め方について記載していきます。

耐震工事の進め方

1.耐震診断依頼

まず、各市町村に耐震診断を依頼します。知っている設計事務所や工務店があれば、相談してみてください。行政が申請を受け付けたなら、その管轄の建築士会を通じ担当者が診断を行います。2名程で診断します。

その結果をまとめた後に、報告に来てくれます。今の我が家の状態を、数字にして説明をしてくれます。

2.施工するか判断

それを踏まえて、工事に進むのかどうかを判断して下さい。もちろん、大まかなことは助言してくれます。

確認しておくべきポイント

  • 耐震補強の設計費やら施工費(実際の価格は、業者の見積によります)
  • 施工方法
  • 補助費の程度
  • タイムスケジュール etc.

一般的に、地震の力に対抗するために耐力壁なる壁を つり合いよく配置します。

つり合いよくとは

殆どの部屋の部分に施工が必要になってきます。その中でも大変なのが、家財の移動です。その中身の片付け、整理等です。まず、どのようなルートで工事を進行するかを打ち合わせて、工程表を作成します。最初にかかる部屋を全て片付けてしまいます。そのあと施工しない部分等の養生をして、解体作業に移ります。終了後、清掃、家財復旧してその部屋の工事終了ということになります。そして工程表に基ずき次の部屋の家財移動・・・・最後の部分まで続きます。

こんな場合は注意

普通の部屋だったらさほど困らないのですが、台所だったり、浴室だったり、トイレだったりするとどうでしょう?

工事を行う季節や環境にもよりますが、仮設物(台所、WC、浴室)を利用するか、銭湯を利用するか、デリバリーを利用するか等々・・・。いろいろな手段は、家族でよく話し合い決めておいたほうが、スムーズに進行すると思います。

耐震補強工事を施したなら、どんな地震にも耐える住宅になる・・ではありません。倒れにくくなります。倒壊して下敷きになる前に避難する時間を作り出せます。実際倒れなかったとしても、開口部廻りのひずみ等により窓やドア等の開閉に影響します。でもまずは「命を守る」のが大原則だと思い倒れにくい住宅を目指してください。

まとめ

この度は耐震補強工事に関する記事をご拝読いただきありがとうございます。

日本は地震が多い国なので、耐震補強をしっかりと行ってご自身の身を守っていただければと思います。

耐震補強工事に関するご質問、ご相談がございましたらお気軽にお電話もしくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

電話番号:059-364-5563

お問い合わせ